肩こりは血流が悪くなって痛くなる、というのを聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
腰痛や肩こりを繰り返すことと、血流の関係性、さらには血流を妨げる本当の原因などについて説明していきます。
痛み続ける悪循環とは
気付かないうちに日常的に繰り返される腰や肩、膝などへの負担があると、
それは筋肉や骨、関節に負担をかけ続けることになります。
そうするとそれらの部位は次第に弱体化してしまいます。
そこにお仕事やスポーツ、生活する上で行う日常的な動作によって衝撃が加わることで、
痛み始めることになります。
この悪循環が生まれる要因としては、血流を悪くする生活習慣があるかもしれません。
痛みの原因は血流?
腰痛、肩こり、膝痛はそれぞれ、
筋肉の痛み、骨の痛み、関節の痛みです。
さらに、筋肉や骨、関節の先祖は、白血球のマクロファージから進化したものです。
つまり、筋肉が疲労して血流障害が発生すると、
筋肉だけでなく、骨や関節も障害を受けることになります。
したがって、
血流障害によって腰痛や肩こりを繰り返している可能性があります。
血流障害をを引き起こす生活習慣
①精神的ストレスが多い
②エアコンによる血流障害
③長時間のパソコンやスマホなどによる固定した姿勢
④乗り物の多用
⑤運動不足、無理な運動
⑥深夜の活動・行動
湿布によって血流障害?
痛みがある箇所に貼る湿布。
湿布には痛みを抑える消炎鎮痛剤が含まれています。
しかし、この消炎鎮痛剤には血流を抑制するものが含まれています。
痛みだけ止めても本当には治らない?
ここでは腰痛を例にします。
疲労などからの腰痛になったとして、
消炎鎮痛剤が含まれる湿布を貼ります。
消炎鎮痛剤によって炎症が抑えられて、一時的に痛みが治まる。
しかし、消炎鎮痛剤によって血流障害を起こして、腰痛が悪化。
再び湿布を貼る。そして更に腰痛悪化。。。
このようなサイクルに当てはまる方も多いのではないでしょうか?
痛みがなくなるからといって、
根本的に痛みの原因がなくなっているわけではないので、
知らぬ間に症状を悪化させる行動をしている方が多いです。
もちろん、炎症が起きているときは、
炎症を抑えるために一時的に冷やす必要がある場合もありますが、
その後は血流が悪くなることで悪化する可能性が高いので、
その前に体内の血流循環を改善していく必要があります。
本当はこわい消炎鎮痛剤
消炎鎮痛剤というのは、血流抑制剤(交感神経緊張剤)です。
痛みを和らげることで血流が抑制されて、痛みを感じなくなります。
ところが、腰痛もひざ痛も血流障害があるから起きます。
腰痛や肩こり、膝痛等で局所に使用する貼り薬・塗り薬は、
作用するのは局所的ですが、全身に影響を与えてしまうのです。
局所の血流障害は、全身の血流障害を誘発します。
痛みの部位は徐々に悪化し、疲れやすくなり、胃腸の働きも悪化。
組織の代謝・排泄・修復力の悪化などを引き起こして、
更に他の病気を次々に誘発する可能性があります。
消炎鎮痛剤は血流を悪くすることもあり、
更には全身の血流障害の原因であることも多い、ということを知っておきましょう。
まとめ
痛みの原因となる血流障害。
これらを引き起こす生活習慣がある場合は、改善するようにしましょう。
また、一時的な痛みを凌ぐための湿布などで、
悪化だけでなく別の症状を引き起こす可能性がある、ということを覚えておいてください。
ちゃんとした知識をもとに、少しでも痛みから解放される生活を目指しましょう。